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飼料用パン粉

毎日出るパンの耳を、
​​​​​​​飼料用パン粉にリサイクル​​​​​​​

製パン工場などで毎日大量に出る「パンの耳」。

製品には使われず、やむを得ず廃棄されているケースも少なくありません。

しかしこのパン耳、実は飼料用として高い栄養価を持ち、十分に再活用できる貴重な資源です。

コイケでは、こうしたパン耳を回収し、加熱・乾燥などの工程を経て、安全性・品質を保った「飼料用パン粉」として再生。

豚や鶏などの飼料原料として、多くの畜産現場に安定供給しています。

焼却に頼らず、食品ロスを有効活用するこの取り組みは、環境配慮・コスト削減・CSR推進にもつながります。

日々発生するパン耳ロスの処理にお困りの企業様、まずは一度ご相談ください。

飼料用パン粉って知っている?

飼料用パン粉って知っている?

飼料用パン粉とは、パン製造の過程で発生する「パンの耳」や規格外のパンを再利用し、
​​​​​​​家畜のエサとして再加工したものです。

主に豚や鶏の飼料原料として使われており、小麦由来の炭水化物を多く含むため、
​​​​​​​エネルギー源として非常に優れています。

また、パン本来の甘みや香ばしさが動物の嗜好性を高め、食いつきの良さにもつながります。

コイケでは、食品工場から排出されるパン耳を収集し、乾燥・粉砕・選別などを行ったうえで、
安全性と栄養価を確保した飼料用パン粉を製造。

焼却処分ではなく、“資源”として活かす循環型の取り組みとして、
​​​​​​​多くの畜産事業者からも高い評価をいただいています。

製造工程

飼料用パン粉ができるまで

01

原料選別

まずは目視により、カビの発生や腐敗が見られる原料を選別し除去します。
原料となるパンやパン耳が安全・衛生的であるかをしっかりと確認し、安心して加工できる状態に整えます。
​​​​​​​原料段階でのチェックが、製品全体の品質を左右します。

02

異物除去(1回目)

特許取得済の独自システムを使用し、風力による軽量異物の除去と、金属センサーによる金属片の検出を行います。
​​​​​​​通常のマグネットでは除去できない非磁性金属も除去可能で、安全性の高い処理が実現されています。
※詳細な処理内容は社外秘となっており、見学時の口頭説明に限らせていただいております。​​​​​​​

03

乾燥

約500℃の熱風で15分間乾燥処理を行い、水分量を約13%まで下げます。
高温での短時間処理により、雑菌の繁殖を防ぎながら、飼料としての保存性を高める仕上がりになります。
​​​​​​​原料の風味や栄養をできるだけ残す工夫もされています。​​​​​​​

04

冷却

乾燥後は常温でしっかりと冷却し、製品温度を30℃以下、水分9%以下の安定状態にまで下げます。
​​​​​​​温度と水分の適切な管理により、製品の発酵や品質劣化を防ぎ、長期保存や流通にも対応できる状態を確保します。​​​​​​​

05

異物除去(2回目)

1回目と同様の機器で、さらに細かい金属などの異物を徹底除去します。
最終段階では8メッシュシフターを使って粒度を揃え、飼料として使いやすい状態に調整します。
​​​​​​​安全と品質を確保する最終フィルターです。

06

保管・出荷

製造日順に60トンタンクへ保管し、品質を安定した状態で管理。
出荷時には古い順に搬出され、用途や納品先に応じて適切に選別されます。
​​​​​​​必要な量を安定して供給できる体制を整え、鮮度と信頼性を両立しています。​​​​​​​

分析試験成績表

数値で見る、安心と信頼

分析試験項目

結果

定量下限

方法

水分

6.6%

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常圧加熱乾燥法

粗たんぱく質

13.6%

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※1

燃焼法

粗脂肪

3.4%

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ジエチルエーテル抽出法

粗繊維

0.2%

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静置法

粗灰分

1.9%

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直接灰化法

可溶無窒素物

74.3%

.......

※2

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リン

0.107%

.......

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ICP発光分析法

カルシウム

0.0276%

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ICP発光分析法

2017年(平成29年)12月08日 日本食品分析センター 分析試験結果

※1.窒素・たんぱく質換算係数:6.25

※2.計算式:100−(水分+粗たんぱく質+粗脂肪+粗繊維+粗灰分)

分析試験項目

結果

定量下限

方法

一般細菌数(生菌数)

300以下/g

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標準寒天平板培養法