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事業について

食品ロスを「飼料」へと変える、
​​​​​​​コイケの取り組み

食品製造の現場では、規格外品や賞味期限切れ、製造過程で出る余剰品など、まだ栄養価を持つ食品が多く発生しています。​​​​​​​

これらの食品ロスは、通常であれば焼却処分され、処理コストと環境負荷を生む対象とされてきました。

有限会社コイケでは、そうした“まだ使える食品”を家畜用の飼料として再資源化する取り組みを進めています。

パンやビスケットなどを原料とする飼料は、栄養価や嗜好性が高く、養鶏・養豚・養牛など幅広い畜産分野で活用されています。​​​​​​​

私たちは、食品ロスをただ処理するのではなく、命をつなぐ“資源”として循環させる仕組みづくりを支援しています。

企業にとってはコスト削減と社会的価値の両立、そして環境への配慮を実現できる新しい選択肢となっています。

食品廃棄物の飼料化

コイケの取り組み

食品廃棄物の飼料化

コイケでは、パン工場やお菓子メーカー工場などで発生する製造過程の残渣や規格外品、過剰在庫品といった食品ロスを回収し、加熱処理と徹底した衛生管理のもとで、家畜用飼料やペットフードの原料へと再生・供給しています。
パンやビスケット、菓子類などの小麦加工品を中心に、包装を外さずそのまま引き取り・処理ができる体制を整えており、分別作業の負担もかかりません。
単なる廃棄処理ではなく、まだ活かせる栄養を資源として循環させることに重点を置き、廃棄コストの削減と環境負荷の軽減しています。
​​​​​​​焼却処分に代わる選択肢としてはもちろん、CSRやSDGsへの対応としても注目されており、多くの企業様にご利用いただいています。
もし造り過ぎてしまった製品や、製造工程で余ってしまった食品残渣がございましたら、お気軽にご相談ください。

そもそも、飼料とは?

そもそも、
​​​​​​​飼料とは?

飼料とは、牛・豚・鶏などの家畜に与えるエサのこと。
​​​​​​​動物の健康や成育を支えるために必要不可欠な資材であり、栄養バランスや消化吸収の良さ、安全性が求められます。
​​​​​​​一般的には、とうもろこしや大豆かすなどが主な原料として使われていますが、実はパンやビスケットなどの加工食品にも高い栄養価が含まれており、飼料原料として優れたポテンシャルを持っています。
炭水化物や糖分、香ばしい風味などが、動物の食欲を引き出し、嗜好性の高い飼料として評価されています。
焼却されるだけだった食品ロスを、動物の命を支える飼料として活かすことは、環境負荷の軽減だけでなく、畜産業への安定供給にもつながります。

飼料といっても、
​​​​​​​実はこんなに違いがあります

一口に「飼料」といっても、その種類や目的はさまざま。

家畜の種類によって求められる栄養や形状は大きく異なり、使用する飼料によって成育や肉質、産卵などの成果も左右されます。

ここでは、畜産の現場で使用されている代表的な飼料の種類と、それぞれの特徴についてご紹介します。

飼料の種類

飼料の種類

養鶏飼料

パンやビスケットに含まれる小麦原料は消化が良く、鶏の体内に栄養が届きやすい。
​​​​​​​卵を産む鶏にはカルシウムやエネルギーのバランスが重要で、コイケの飼料は卵殻や卵黄の質の向上にもつながります。

飼料の種類

飼料の種類

養豚飼料

パンや菓子の甘さや香ばしさが豚の食欲を刺激し、嗜好性の高い飼料として重宝されています。
​​​​​​​食いつきが良く、健康な発育と肉質の向上、育成期間の短縮にも効果があります。

飼料の種類

飼料の種類

養牛飼料

炭水化物を多く含むコイケの飼料は、牛の胃内で発酵しながらエネルギーを持続供給します。
​​​​​​​体力維持や肥育効果に優れ、特に肥育後期の肉質改善に役立つと評価されています。

この中でも

コイケは養豚飼料を製造しています

コイケでは、食品メーカーやパン工場から回収した食品廃棄物を養豚向けの飼料として再資源化しています。

原料となるのは、菓子パンやサンドイッチ、ビスケットなどの穀類加工品。

これらを乾燥・粉砕・異物除去などの工程を経て、安全性と栄養バランスを考慮した飼料へと生まれ変わらせています。

豚の成長に適したエネルギー源として活用され、農家の皆さまからも安定した品質への信頼をいただいています。

今後も安心・安全な飼料の製造を通じて、持続可能な畜産と食品ロス削減に貢献してまいります。

食品廃棄物の飼料化

コイケの取り組み

収集運搬事業

食品ロスの処理において最も手間がかかるのが、現場からの引き取り・搬出作業です。
コイケでは、自社保有の専用車両と、食品取扱に熟知したドライバーによる衛生的で確実な収集体制を整備。
包装されたままの製品や、破損リスクのある商品でもそのまま回収可能で、現場での分別作業や積み替えの負担を大幅に軽減します。
回収は、定期的なスケジュールに加えて、繁忙期・季節商品の余剰分などスポット対応にも柔軟に対応。
小ロット案件にも応じられるため、「今回だけ」「量が少ない」といったご要望にも対応可能です。
​​​​​​​回収後は自社工場でそのまま受け入れ、加熱処理・再資源化・製品化までを一貫して対応。
焼却ではなく資源として活かす仕組みを、回収から製品出荷までワンストップで実現し、食品メーカーの環境対策と業務効率化を力強くサポートしています。​​​​​​​